収納はやっぱり多い方がいい
施主さまによっては、収納を減らしてもいいから部屋を広くして欲しいといわれることがあります。ですが、基本的には一定以上の収納スペースを確保することは重要だと考えています。それは、ご入居後の施主さま宅にお伺いする際に、収納量の必要性をよく感じるからです。
できればお引渡し前の住んでいる家の物の量を設計段階からみさせて頂いた上で、収納スペースが本当に足りているかを設計段階でよく確認しながら進めさせて頂いています。
収納スペースの仕様
収納スペースの仕様として、基本的に壁は無垢の杉板を張ります。理由は、クロスやベニヤを貼った場合より湿気の調整ができてカビなどの不具合が起きにくいからです。空気の循環が少ない空間だからこそ、呼吸をしてくれる仕上材をおすすめします。
あと、棚やハンガーパイプの配置は、設計段階で施主さまとよく確認をしながら決定していきます。棚があるといい場合が多いですが、無い方がいい場合もあり、メリットデメリットを踏まえて使い方をよく確認する必要があります。あと、棚を配置する場合、どう配置して造り付けの可動棚を何段つけるのかなどといった細かいこともよく確認しながら設計を進めていきます。そして、施工段階であらためて最終確認をして施工を行います。