天井
(仮称)瑞浪の家127

天井の工夫

一般的な家の天井は、高さ2.5m程の白のクロス貼りの天井です。ですが、天井には工夫の余地が意外に多くあり、天井に変化をつけることによって空間が豊になります。

一つ目は天井の仕上を途中で切り替え、高さも変化をつけるやり方です。例えば天井のメイン部分を無垢の木をあらわしにし、一部を少し下げた漆喰仕上げの天井にします。そういった変化やメリハリが、空間をより豊かにしてくれます。

二つ目は勾配天井にしてみるということです。勾配天井を効果的にするコツは、勾配の低い方をなるべく下げるということです。どれだけ下げたらいいのかは経験によって感覚をつかむのが確実だと思いますが、勾配天井の場合、平均天井高さを下げた方がより居心地のいい空間になることが多いです。

三つ目は、上記との合わせ技になりますが、仕上げの変化や勾配を考えた上で、見せる梁の組み方をデザインするということです。梁の組み方は人任せにしてしまいますと無秩序な美しくない見た目になりがちです。天井伏図を描くなどして、美しい天井デザインを目指したいものです。

四つ目は、照明のデザインと調和させるということです。照明器具の選定や配置によって照明器具が主張してしまうと天井デザインが台無しになりかねません。照明も十分考慮したいところです。

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