当事務所でよく採用されている仕様
(仮称)瑞浪の家127

東濃桧

柱には無垢の東濃桧(ひのき)を使います。太さは最低4寸角(12cm)以上とし、5寸角(15cm)や大黒柱として8寸(24cm)角~10寸(30cm)角の太い部材を標準で使用します。東海地方で最も身近でかつ上質な銘木の一つです。赤ちゃんの肌のようにきめ細かな薄ピンク色で艶があり、香りが高いです。何年経っても木のいい香りが室内に残っています。伊勢神宮の式年遷宮では外宮の御神木として使用されています。

地松梁

横方向の構造材である梁には、国産の松(地松)を標準で使います。市場で丸太の状態で購入し、天然乾燥させたものを使用します。梁社寺仏閣など強度を重視する建築物は地松指定となっていることがあるなど、古来から日本で使われている伝統的な材料です。外国産の米松と比べて肌が大変美しく、湿度の多い日本の気候風土にも適しており、強度が強く構造材としてより有効です。(十分天然乾燥させても割れが入ることはありますが、耐震強度的に全く問題ありません。)

燻し瓦

世の中の大半の瓦は表面に上薬を塗っている瓦ですが、当事務所では、伝統的な燻し瓦をおすすめしています。燻し瓦は粘土で焼いた瓦を本当に煙で燻しただけの、上薬の塗っていない昔から使われている伝統的な瓦です。見た目も渋い燻し銀の質感が美しく、機能的にも歴史が証明しています。雪が積もった際にも、上薬の塗ってある瓦は雪がよくずり落ちて樋が壊れやすいのですが、燻し瓦は簡単にはずり落ちません。(デザイン面やコストバランスを考慮して平板瓦やガルバリウム鋼板屋根を採用することもあります。)

漆喰

内外壁共に本物の漆喰を塗ることが多いです。漆喰は洋の東西を問わず城壁や神社仏閣などで昔から使われてきた素材であるため、建築に適した素材であることは歴史が証明しています。強アルカリ性の漆喰は殺菌能力に優れ、弱酸性が繁殖に最適なカビの発生を抑制します。また多孔質であるため吸湿・放湿性が高く、湿気を吸収してくれるので、高温多湿な日本の気候に最適な壁材の一つと言えます。

無垢の板張り

内外壁や天井などに、無垢の板張りもおすすめの素材です。主に国産の桧や杉を使用します。無垢の板材は自然素材の持つ優れた質感があり、年月の経過とともに素材の味わいを楽しむことができます。さらに化学物質の発生を防ぎ、育ち盛りのお子様たちの健康を守ります。また無垢材を床壁に板張りすることにより一体感が生まれ、居心地の良い空間を楽しむことができます。外部に板を使う場合は、主に赤身の杉を使います。赤杉は柱の芯に近い部位からとれる部材で、耐朽性・断熱性に優れ、腐食やカビ・害虫に強いという特徴があります。さらに弾力性があり、肌触りや人肌にも優しい質感となっております。外壁を陰影を強調した鎧張りで仕上げることにより、家の経年変化に応じた色合いを楽しむことができます。

無垢の木製建具

建具屋さんにオリジナルで製作して頂く無垢の建具もよく採用しています。無垢の質感や手触り感、そして、戸を閉めた時の「トン」という無垢独特の音も心地いいものです。框戸や玄関によく採用しているフラッシュ戸、障子や襖戸も無垢の赤杉を基本にしています。

三和土

玄関の床や土間には、一般的なタイルより三和土(たたき)をおすすめしています。玄関ホールに高級感やナチュラル感、やさしさといった雰囲気をだしてくれます。一般の方にはなじみの薄い素材かもしれませんが、是非一度ご体感して頂けたらと思います。

暖簾

ちょっとした出入口や収納棚の目隠しとして、暖簾や布で仕切るというやり方も有力候補として押さえておきたいポイントです。布ならではのやわらかくて優しい質感を楽しむ事ができ、木や漆喰などの自然素材のナチュラルな室内空間と相性がいいです。綿や麻、シルクなどの素材を使って、さらっとした手触りが心地良いです。当事務所では、その家に合った暖簾の提案や製作もおこなっております。

無垢の木の手摺

この楕円の無垢の木の手摺は当事務所オリジナルの標準仕様です。とても握り心地がやさしくて気持ちいいです。階段だけでなく、玄関などにもたびたび使っています。工業製品ではなく、大工さんにその都度作って頂いています。

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