![(仮称)瑞浪の家127](https://nagai-architects.com/wp-content/uploads/2019/10/12a55e7cd096a435acfec594c6b197c9-1024x1024.jpg)
屋根は軒の出を深く
軒の出の深い家はおすすめです。外壁の汚れや劣化がしにくく、小雨の日に窓が開けやすいという実用的なこともありますし、外観デザインとしても陰影が深くなり、屋根が強調されて彫りの深い立派な家に見えます。近年では箱型のモダン住宅が流行しています。それはそれでおしゃれでカッコイイと思いますが、デザインを工夫すれば軒の出の深い家もかなりカッコよくできます。
日本は古来から軒の出の深い建築をつくり続けてきました。それにはそれなりの理由があり、この国の高温多湿の気候風土や、屋根を愛でる外観的な趣味嗜好などが相まってのことだと思います。あなたは、軒の出の深い家についてどう思われますか?
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古くて新しい、燻し瓦屋根の家
近年では和瓦は珍しくなりました。まして燻し瓦。現代でも燻し瓦屋根の家はできるの?と思われる方も多いかもしれませんが、もちろん可能です。そして、かなりおすすめです。燻し銀という表現方法がありますが、その独特の渋い光沢は高級感があり、自然素材としての質感が高いです。耐久性も歴史が証明しており、古来から神社仏閣で使われてきたように、屋根材の中で一番耐久性が高いです。あと、あまり言われていないメリットとして、雪がずり落ちにくいということが挙げられます。仕上げ材として釉(うわぐすり)を塗っていない、煙で燻しただけの仕上げなので少しざらつき感があり、雪が滑りにくいため軒樋が壊れにくいです。価格は一般の和瓦より多少割高ですが、そこまで高価なわけではありません。