北外山の二世帯の家
北外山の二世帯の家IMG_0862-100

爽やかなダイニング空間

ナチュラルで爽やかなダイニング空間です。キッチンカウンターの下にある扉は、無垢の木の扉に白い自然系の塗料を塗っています。床は無垢のチーク材、天井の木部は無垢の桧です。無垢の質感を残しつつ、白を基調とした明るい空間に仕上がっています。

書院のある本格的な座敷

現代では大変珍しい、書院の付いた本格的な座敷です。障子越しからは丸い明かりがシルエットとして映っています。四本連なった障子は伝統的な雪見障子になっており、下部が上に開いて庭が愉しめます。障子の組子配置などもシンプルなデザインにまとめました。天井板や床柱、違い棚、欄間の透かし彫りなど、伝統的な手法の詰まった格式のある座敷になりました。年月を追うごとに空間としても味がでると思いますが、住まわれる施主さまも、もしかしたら長い年月を経る頃に一番好きな空間になっているかもしれません。

ゆったりとした玄関ホール

広くてゆったりした玄関ホールです。この玄関を起点として右側と左側で使う世帯が変わるゾーニングになっています。質感のある素材で構成しているので、高級感のある雰囲気になっています。

軒先のディテール

1階の庇部分のディテールを、すっきりした現代的なデザインにまとめてみました。垂木と呼ばれる細い斜め部材の先端を水平にカットし、白に塗装されています。明るく気持ちのいい玄関ポーチになりました。

明るく気持ちのいい階段

この家の階段には大き目の窓がついていて明るい階段です。今まで数多くの建築を観てきたのですが、いい階段、気持ちのいい階段には特徴があると思っています。一つは一段一段の段の高さが低く設定してあること、つまり勾配が緩く登りやすい階段であること、そしてもう一つは明るい階段です。この明るさというのは、敷地状況や間取りによっては障子を付けてあえて明るさを絞ることもあるのですが、基本的には、大きめの窓を上部につけて明るい階段にすることを念頭に考えて設計しています。階段は陰の主役と言いましょうか、各階の暗めの廊下に挟まれた空間を上下に移動する節目の場所で、気持ちのいい暮らしをする上で使用頻度も高く、意外に大切な場所と言えると思います。

建物概要

敷地面積 320.48㎡
延床面積 203.86㎡(61.54坪)
構造   木造二階建て
所在地  愛知県小牧市
設計   永井政光建築設計事務所
施工   丸真ケンチク