追分町の切妻屋根の家
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和の吹き抜けのある暮らし

吹き抜けも色々ですが、このような和風の丸太組のあるコンパクトな吹き抜けのある暮らしもいいものです。吹き抜けの上部からは明るい光が差し込み、ダイニング空間を明るく照らしてくれます。この吹き抜けの上部の窓は、昼間明るくしてくれるのみならず、夜、イサムノグチの趣きある照明器具を外部に月のごとく美しく映し出してくれます。

燻し瓦のシンプルな切妻屋根

シンプルな屋根の家は実にいいものです。その中でも、軒の出の深い低重心の切妻屋根は格別です。美しいですし、風景に溶け込みますし、街並みとの調和を望めます。木塀との相性もとても良く、近隣の雰囲気も少し上質な感じになっているような気がします。

ギャルリ百草的なクラシックSTYLE

おばあちゃんの家のような、いつも以上に伝統的な日本家屋を基本にした家です。室内空間は真壁を基本にし、桧や地松、漆喰をベースにしたどこか懐かしい雰囲気の家になっています。特に2階の三面障子越しの吹き抜け空間や、構造材をあらわしにした低重心の小屋裏のような子供部屋などは、どことなくギャルリ百草のようなクラシカルなテイストになっています。

レトロな白熱灯

レトロな雰囲気の、本物の白熱灯を多用しています。シンプルなデザインの白熱灯は、家の雰囲気にも馴染んで落ち着きのある空間にしてくれています。いわゆる学問的な照明計画は、均一で十分な明かるさを重視する傾向がありますが、それとは異なる谷崎潤一郎の陰影礼賛的な、温かみのある豊かな陰影のある暮らしのできる照明計画になっています。照明計画も施主さまの好みをよくお伺いさせて頂いた上で計画するのですが、個人的には陰影礼賛的な計画の方が、人間的で味わいのある暮らしができるのではないかと思っています。

味のある框戸

オリジナルの木製建具がいろいろな箇所に使われているのですが、例えば玄関の下足入れの引き戸もなかなか味わいのある仕様になっています。いわゆる昔ながらの框のある木製戸で、中の板はどこかレトロな感じのする綺麗な板目の板がつかわれています。家の雰囲気にマッチしていて、味のある玄関になっています。

建物概要

敷地面積 384.27㎡
延床面積 122.56㎡(37.00坪)
構造   木造二階建て
所在地  愛知県大府市
設計   永井政光建築設計事務所
施工   丸真ケンチク