椴ノ木の段違いダイニングの家
椴ノ木の段違いダイニングの家IMG_3933+7

伝統的な和風の玄関

どことなく懐かしいような、伝統的な和風の玄関もなかなかいいものです。玄関部分の入母屋造りの屋根が落ち着いた雰囲気を醸しています。木製の引き戸や戸箱、腰板、縁側などの木部も、長い年月をかけて古民家のようにいい雰囲気を出してきます。

琵琶床のある床の間

最近の住宅は、和室を設けること自体減ってきましたが、和室があったとしても床の間のないものが大半のようです。この和室では、長押(なげし)や床柱(とこばしら)のある本格的な床の間に、本格的な琵琶床(びわどこ)も付いています。琵琶床とは、琵琶という楽器が置ける、一段上がった棚のある床の間の形式の一つです。

ここに、何か大切なものを飾る楽しみもあります。さて、あなたなら何を飾りますか?

一段高いダイニングエリア

ダイニングを一段高いレベルにしています。掘りごたつ式にして、リビングより少し高い位置で食事をするスタイルです。天井を低めに設定していることもあり、とても落ち着くコーナーになっています。

土壁の家

伝統的な土壁の家です。竹で竹小舞を編み、土壁に熟練している職人さんに塗って頂きました。土壁は蓄熱性能が高く、数値的な断熱性能は一般的な断熱材よりは低めですが実際の快適さはそれ以上で、軒のある家であれば実は日本の気候に適した仕様で現代でもおすすめの仕様です。

ちょっと遊び心のある階段の手すり

階段の腰壁部分の手すりを、ちょっとデザインしたものにしています。素材は無垢の桧で手触り感や見た目の質感がとても上質で優しい雰囲気です。

建物概要

敷地面積 554.83㎡
延床面積 147.62㎡(44.6坪)
構造   木造二階建て
所在地  岐阜県八百津町
設計   永井政光建築設計事務所
施工   丸真ケンチク